インフラ設備のフェンスのツタ対策|保安リスクを防ぐ予防法

メッシュフェンスに絡まるツタ対策

「引っ張っても抜けない。1本ずつ切るしかない」

メッシュフェンスのツタ除去で、この状態になっていませんか。

大成物産
大成物産
メッシュフェンスは、他の構造物とツタの絡み方が違います。
ツルが網目を「通り抜けている」からです。
この記事では、その構造から対策を考えます。

 

この記事でわかること

・なぜメッシュフェンスのツタは抜けないのか

・片面塗りでは効果が出ない理由

・網目の細かさで対策が変わること

・延長距離別の必要量

ツルは網目を通り抜けて、フェンスを掴んでいます。
だから引っ張っても抜けません。

ツルは、網目を通り抜けています

ここが、メッシュフェンス固有の問題です。

外壁に絡むツタは、表面に張りついているだけです。

 

支柱に絡むツルは、表面に巻きついているだけです。

 

メッシュフェンスは違います。

細いツルが網目を通り抜け、反対側に出て、また別の網目から戻ってきます。

 

これを何十箇所も繰り返した状態が、ツタが密生したメッシュフェンスです。

つまりツルは、フェンスを縫うようにして掴んでいます。
だから引っ張っても抜けません。

 

1本ずつ切るしかない理由は、ここにあります。

無理に引くと、フェンスが変形します

網目を縫っているツルを力任せに引けば、金網ごと動きます。

 

力任せの除去で起きること

金網のたわみ・変形 → 一度たわむと元に戻りません

支柱への固定部の緩み → 金網を引くと、固定金具に力がかかります

塗装の剥がれ → 剥がれた箇所からサビが始まります

線材の破断 → 細い線材が切れると、そこが穴になります

除去作業そのものが、フェンスの寿命を削っています。

大成物産
大成物産
毎年除去しているフェンスは、たわみや変形が蓄積しています。
ツタを取るたびに、フェンスが弱くなっているということです。

密生すると、風を受ける壁になります

メッシュフェンスが倒れにくいのは、風を通す構造だからです。

 

ツタの葉が密生すると、その前提が崩れます。

風を通す構造物が、風を受け止める壁に変わります。

 

さらに、雨を含んだツタは重くなります。

支柱と金網に、常に荷重がかかり続けます。

台風で倒れるフェンスの多くは、ツタが絡んだ状態でした。

 

そして、視認性も失われます。

敷地内の確認、防犯、点検がしにくくなります。

片面だけ塗っても、効果は出ません

これが、メッシュフェンスで最も重要な点です。

 

ツルは網目を通り抜けます。

つまり、外面だけ塗っても、ツルは網目を通過して内面に絡みます。

内面だけ塗れば、外面から絡まれます。

 

メッシュフェンスの施工の原則

表と裏、両面に塗る → 金網は表裏が一体の構造です。片面では通り抜けられます

地面から約1.5mを目安に → ツルは地面から上がります。下部を止めれば上には行けません

支柱は全周を塗る → 支柱は太くて掴みやすく、最初に取りつかれる場所です

継ぎ目・コーナーは刷毛で → ローラーでは塗りきれません

両面を処理してはじめて、「取りつく場所がない」状態になります。

網目の細かさで、条件が変わります

メッシュフェンスと言っても、網目の大きさはさまざまです。

網目が細かいフェンスほど、ツルが絡んだときの除去が困難になります。

 

線材が細く、絡む箇所が増えるためです。

一方で、施工の面では逆の性質があります。

網目が細かいほど、同じ面積に対する線材の総表面積が増えます。

 

つまり、塗料の消費量が増える可能性があります。

 

フェンスの写真を見せていただければ、網目の状態を含めて判断します。

アイビーガード カラマンコートとは

メッシュフェンスへのカラマンコート施工

塗った面をツタが固着・巻きつきしにくい状態にする忌避塗料です。

 

ツタを枯らす薬剤ではありません。

ヨツギ株式会社が製造し、大成物産が販売しています。

鉄道・電力・公共インフラ分野での採用実績があります。

 

茶透明色のため、メッシュフェンスの見通しを損ないません。

 

目隠しシートで覆う方法もありますが、それでは視認性が失われます。

完全にツタを防ぐものではありません。

毎年の除去作業を軽くするための対策です。

必要量の計算方法

商品名 アイビーガード カラマンコート
内容量 1.0kg / 4.0kg
茶透明色
施工面積の目安 フェンス:約10㎡/kg
効果持続の目安 約3年
※使用環境により異なります
施工方法 ローラーまたは刷毛
製造 / 販売 ヨツギ株式会社 / 株式会社大成物産

延長距離別の目安(高さ1.5m・両面施工)

延長10m → 10m × 1.5m × 2面 = 30㎡ → 約3kg

延長30m → 30m × 1.5m × 2面 = 90㎡ → 約9kg

延長50m → 50m × 1.5m × 2面 = 150㎡ → 約15kg

延長100m → 100m × 1.5m × 2面 = 300㎡ → 約30kg

これに支柱・継ぎ目・コーナー分を加えて数量を決めます。

片面で計算すると、実際の必要量の半分になります。

 

延長距離と高さをお知らせいただければ、こちらで積算します。

 

区間ごと、サイトごとに分けた見積もりも可能です。

施工の流れ

1.既存のツタを除去する

力任せに引き抜かないでください。

金網が変形します。

網目に絡んだツルは、1本ずつ切ってから抜くのが確実です。

2.表面を清掃する

土、ホコリ、枯れ葉、古いツルの残骸を落とします。

これらが残っていると、塗料が均一に乗りません。

3.金網とサビの状態を確認する

浮きサビの上に塗ると、塗膜がサビごと剥がれます。

ワイヤーブラシなどで落としてください。

線材が切れている、大きくたわんでいる場合は、補修を先に行ってください。

4.乾燥させる

雨上がりや湿った状態では施工できません。

5.表面を塗布する

塗料をよく撹拌し、ローラーで塗ります。

6.裏面を塗布する

ここを省略すると、対策の意味がなくなります。

反対側に回り込んで、同じ範囲を塗ってください。

7.支柱・継ぎ目・コーナーを刷毛で塗る

ツタは塗り残しから絡みます。

支柱は全周を、継ぎ目とコーナーは細部まで丁寧に。

よくあるご質問

Q. 片面だけの施工では効果がありませんか

効果が大きく落ちます。

ツルは網目を通り抜けるため、塗っていない面に絡みます。

予算が限られている場合は、施工する区間を短くして、その区間を両面塗るほうが確実です。

Q. どこまでの高さを塗るべきですか

地面から約1.5mが目安です。

ツルは地面から上がるため、下部を止めれば上には行けません。

上部から垂れ下がってくる場合は、範囲が変わります。

Q. 網目が細かいフェンスでも使えますか

使用できます。

ただし、線材の総表面積が増えるため、塗料の消費量が多くなる可能性があります。

フェンスの写真をお送りいただければ、判断します。

Q. 何kg必要かわかりません

フェンスの延長距離と高さをお知らせください。

こちらで積算し、数量と概算をお出しします。

Q. フェンスの見通しは悪くなりませんか

茶透明色のため、メッシュの見通しを大きく変えません。

目隠しではなく、透過性を保つことが目的の製品です。

Q. フェンスがサビています

浮いているサビの上に塗ると、塗膜がサビごと剥がれます。

ワイヤーブラシなどで落としてから塗布してください。

線材が細くなっている場合は、補修が先になることもあります。

Q. 塩化ビニル被膜のフェンスにも使えますか

塩化ビニルやゴム素材には使用できません。

メッシュフェンスには樹脂被膜のものがあるため、材質の確認が必要です。

写真をお送りいただければ判断します。

Q. 農地の近くでも使えますか

農地から2m以上離れた場所での使用が条件です。

Q. DIYで施工できますか

ローラーや刷毛で施工できます。

ただし、裏面と支柱の塗り残しに注意してください。

Q. クズが周辺に大量にあります

クズは地下の根から再生するため、塗料だけで止めることはできません。

まず除去し、そのうえで絡み直しを抑えるという使い方になります。

Q. 相談したあと、営業の連絡が続きませんか

ご相談内容にお答えするのが役割です。

見送られた場合、こちらから繰り返しご連絡することはありません。

網目を通されているから、抜けません

メッシュフェンスのツタ予防対策

メッシュフェンスのツタが抜けないのは、ツルが網目を縫っているからです。

そして、力任せに引けばフェンスが変形します。

 

だから、絡まれる前に「取りつく場所をなくす」ことが対策になります。

 

そのとき必ず、表と裏の両面を塗ってください。
片面では通り抜けられます。

 

判断に必要なのは、フェンスの写真と延長距離です。

網目の細かさと材質を見れば、施工の可否と必要量がわかります。

 

フェンスの写真から、施工の可否と必要量をご案内します。

・毎年のツタ除去作業をやめたい
・フェンスをこれ以上変形させたくない
・自社のフェンス材質に使えるか確認したい
・何kg必要か知りたい
・予算に合わせて区間を分けたい

フェンスの写真1枚だけの簡易のご相談も承っています。

お見積もりは無料です。

補修を先にすべき状態の場合は、その旨をお伝えします。

大成物産に問い合わせる

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