変電所フェンスのツタ対策|保安を妨げない予防コーティング

電力施設のフェンスに絡まるツタ

「ツタでフェンスが見えず、巡視で状態を確認できない」

電力設備の保安管理では、これは軽くない問題です。

大成物産
大成物産
アイビーガード カラマンコートは、電力分野で採用されています。
変電所、鉄塔、発電設備のフェンス管理でご検討いただける製品です。

 

この記事でお伝えすること

・ツタが保安管理に与える具体的な影響

・変電所と鉄塔で条件が違う理由

・施工タイミングの制約と、その回避方法

・施設別の必要量と段階的な導入

フェンスは、状態が見えていて初めて保安設備として機能します。

ツタは、巡視点検を機能させなくします

電力設備のフェンスは、囲いではありません。

立入防止、設備保護、保安管理のための設備です。

 

そして電気設備は、保安のための巡視や点検が定期的に求められます。

ツタに覆われたフェンスは、巡視しても状態がわかりません。

 

ツタに隠れて発見できなくなるもの

金網の切断跡 → 侵入のために切られていても、葉に覆われて見えません

下部のめくり上げ → 金網の下を持ち上げた痕跡が隠れます

支柱の腐食と傾き → 湿気がこもって劣化が進み、しかも目視できません

基礎の緩み → 根元は下草とツタで最も見えにくい箇所です

異常があることに気づくのが、被害が出たあとになります。

 

フェンスは、状態が見えていて初めて保安設備として機能します。

立入禁止表示が見えなくなります

これは、点検性とは別の問題です。

 

高圧危険、立入禁止、感電注意。

こうした表示は、第三者に危険を知らせるために設置されています。

ツタで覆われて読めなければ、表示としての役目を果たしていません。

 

特に、人が近づける立地の設備では、表示の視認性は優先度の高い管理項目になります。

大成物産
大成物産
表示板の周辺だけツタを取っている、というお話をよく伺います。
それでも翌年また覆われるので、毎年同じ作業になります。

変電所と鉄塔では、条件が違います

同じ「電力設備のフェンス」でも、対策の考え方が変わります。

 

施設ごとの条件の違い

変電所・開閉所 → 市街地に立地することが多く、外周フェンスが長い。第三者の目に触れるため、表示の視認性と外観が問われます

送電線鉄塔 → 山間部や農地に点在。1基あたりのフェンスは短いが、基数が多く、巡視の移動距離が長くなります

発電設備・設備ヤード → 敷地が広く、フェンス延長も長い。構内の点検通路まわりも問題になります

共通するのは、ツタの発生源が敷地の外にあることです

鉄塔のように無人で巡視間隔が長い設備ほど、絡まれてから気づく状態になりやすくなります。

 

そして、基数が多い設備は、1回の除去でも移動費と工数が積み上がります。

施工タイミングに制約があります

これが、電力設備で最も注意が必要な点です。

 

構内での作業は、いつでもできるわけではありません。

設備の停止計画、作業許可、接近限界の制約があります。

 

だからこそ、施工の進め方が重要になります。

現実的な進め方

既存のツタ除去作業に、塗布を組み込む → すでに作業員が入っている工程です。作業回数を増やさずに済みます

草刈り・除草作業と同時に行う → フェンス根元が露出したタイミングが好機です

外周側から施工する → 構内に入らずに施工できる範囲があります

乾燥が早いため、作業時間の追加は限定的です

塗布のためだけに作業計画を立てるより、既存の作業に組み込むほうが確実です。

アイビーガード カラマンコートとは

カラマンコート施工イメージ

ツタを枯らす薬剤ではありません。
塗った面をツタが固着・巻きつきしにくい状態にする忌避塗料です。

 

ヨツギ株式会社が製造し、大成物産が販売しています。

鉄道・電力・公共インフラ分野での採用実績があります。

 

茶透明色のため、フェンスの見通しと表示板の視認性を損ないません。

 

目隠しシートで覆う方法もありますが、それでは巡視での状態確認ができなくなります。

完全にツタを防ぐものではありません。

除去作業の回数を減らすための対策です。

施設別の必要量

商品名 アイビーガード カラマンコート
内容量 1.0kg / 4.0kg
茶透明色
施工面積の目安 フェンス:約10㎡/kg
コンクリート:約4㎡/kg
効果持続の目安 約3年
※使用環境により異なります
施工方法 ローラーまたは刷毛
製造 / 販売 ヨツギ株式会社 / 株式会社大成物産

フェンス延長別の目安(高さ1.5m・両面施工)

延長30m → 30m × 1.5m × 2面 = 90㎡ → 約9kg

延長100m → 100m × 1.5m × 2面 = 300㎡ → 約30kg

延長300m → 300m × 1.5m × 2面 = 900㎡ → 約90kg

これに支柱・継ぎ目・コーナー分を加えて数量を決めます。

金網は表と裏の両面に塗る必要があります。

 

ツルは網目を通り抜けるため、片面だけでは反対側に絡まれます。

片面で計算すると、必要量が半分になります。

 

施設ごとのフェンス延長と高さをお知らせいただければ、こちらで積算します。

 

鉄塔のように基数が多い場合、1基あたりの数量と総量を分けてお出しします。

段階的に進める場合の優先順位

管理施設が多い場合、一度に全施設を施工するのは難しくなります。

先に処理すべき箇所

毎年除去が発生している施設 → 作業回数を確実に減らせます

立入禁止表示の周辺 → 表示の視認性は優先度が高い項目です

フェンス支柱と根元 → ツタが最初に取りつく場所です

巡視間隔が長い無人設備 → 異常の発見が遅れやすい施設です

施設ごと、年度ごとに分けた見積もりをお出しします。

現在の年間除去費用と並べた形でお出しするため、社内での検討資料としてもお使いいただけます。

施工の流れと注意点

1.既存のツタを除去する

力任せに引き抜かないでください。

網目を縫っているツルを引けば、金網が変形します。

1本ずつ切ってから抜くのが確実です。

2.表面を清掃し、状態を確認する

土、ホコリ、古いツルの残骸を落とします。

浮きサビの上に塗ると、塗膜がサビごと剥がれます。

線材の破断や支柱の腐食が見つかった場合は、補修を先に行ってください。

3.乾燥させる

雨上がりや湿った状態では施工できません。

4.表面と裏面の両方を塗布する

裏面を省略すると、対策の意味がなくなります。

地面から約1.5mを目安に、反対側も同じ範囲を塗ってください。

5.支柱・継ぎ目・コーナーを刷毛で塗る

支柱は全周を塗ってください。

正面だけでは、ツルが裏側に回り込みます。

6.表示板の周辺は養生する

立入禁止表示や銘板に塗料がかからないよう、養生してから施工します。

よくあるご質問

Q. 電力施設での採用実績はありますか

電力分野での採用実績があります。

施設名などの詳細を公開できない場合がありますが、インフラ設備の管理で使われています。

Q. 既存の除去作業と同時に施工できますか

可能です。むしろその進め方をおすすめしています。

除去、清掃、乾燥、塗布を1回の作業でまとめれば、作業計画を追加せずに済みます。

ただし、塗布面が乾いている必要があります。

Q. 構内に入らずに施工できますか

外周側から施工できる範囲があります。

ただし、片面のみでは効果が落ちます。

フェンスの状況をお知らせいただければ、施工範囲の考え方をご提案します。

Q. 塩化ビニル被膜のフェンスにも使えますか

塩化ビニルやゴム素材には使用できません。

樹脂被膜のフェンスは、材質の確認が必要です。

写真をお送りいただければ判断します。

Q. 表示板や銘板に影響しませんか

塗料がかからないよう養生してから施工します。

茶透明色のため、周辺に付着した場合も外観への影響は限定的です。

Q. 鉄塔まわりの短いフェンスでも使えますか

使用できます。

1基あたりの必要量と、基数分の総量を分けてお出しします。

Q. 何kg必要かわかりません

施設ごとのフェンス延長と高さをお知らせください。

図面があれば、より正確に積算できます。

Q. 効果はどのくらい続きますか

目安は約3年です。

日当たり、雨風、塗布面の状態、植物の種類によって変わります。

Q. まとめての発注に対応できますか

施設ごと、年度ごとに分けた数量計画をお出しします。

Q. 相談したあと、営業の連絡が続きませんか

ご相談内容にお答えするのが役割です。

見送られた場合、こちらから繰り返しご連絡することはありません。

見えている状態を保つことが、保安管理です

電力施設のフェンス管理

電力設備のフェンスは、状態が見えていて初めて機能します。

ツタに覆われれば、巡視しても異常に気づけません。

立入禁止表示も、読めなければ表示として機能しません。

だから、絡まれない状態をつくって、見える状態を維持することが対策になります。

 

そして、既存の除去作業や草刈りに塗布を組み込めば、作業計画を追加せずに始められます。

 

判断に必要なのは、施設のフェンス延長と、現場の写真です。

 

施設ごとの数量と概算をお出しします。

・毎年のツタ除去作業を減らしたい
・巡視でフェンスの状態を確認できるようにしたい
・立入禁止表示の視認性を保ちたい
・管理施設が多く、年度ごとに分けて進めたい
・社内での検討資料が欲しい

現場写真1枚だけの簡易のご相談も承っています。

お見積もりは無料です。

補修を先にすべき状態の場合は、その旨をお伝えします。

大成物産に問い合わせる

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