
「草は刈ったのに、ツルだけが残っている」
太陽光発電所の管理で、この状態に毎年なっていませんか。
刈払機では、フェンスに巻き付いたツルは処理できません。
手で引きはがすしかなく、しかも来年また同じ場所から伸びてきます。

草刈りでは解決しないツル植物に絞ってお伝えします。
なぜ毎年これだけ手こずるのか、そこから書きます。
この記事でわかること
・ツル植物が草刈りで解決しない、構造的な理由
・クズ、カナムグラ、ヘデラそれぞれの厄介さ
・発電所のどこにツルが絡むのか
・絡ませないための予防策と、必要量の考え方
草刈りをどれだけ丁寧にやっても、ツル植物は減りません。理由は根と種の性質にあります。
なぜ、草刈りではツル植物が減らないのか
草刈りは、地面から伸びる草の地上部を切る作業です。
ツル植物の場合、切っているのは伸びた先の一部だけです。
本体はフェンスの外、隣地の藪、法面の下にあります。
そこから毎年、こちらへ伸びてきます。
つまり、敷地内を刈っても発生源が敷地外にあるため、根本的に減らないのです。
ツル植物が草刈りで解決しない3つの理由
発生源が敷地外にある → 隣地や法面から侵入してきます。自分の敷地だけ刈っても止まりません
刈払機が届かない場所に巻き付く → フェンスの金網、支柱の上部、架台の裏側。刃を当てられません
無理に引くと設備を傷める → 金網が変形する、支柱が傾く、ケーブルを引っ張る。除去作業そのものがリスクになります
発電所で問題になる3種のツル植物

ひとくちに「ツル」と言っても、性質が違います。
どれが優勢かによって、対策の考え方も変わります。
クズ
最も厄介なツル植物です。
地下に大きな根を持ち、地上部を刈り取っても再生します。
生育期の伸長スピードが速く、フェンスから架台、パネル面へと広がります。
法面や造成地の周辺に定着していることが多く、発電所の外周から侵入してきます。
クズが周辺にある発電所では、毎年必ず対応が必要になります。
カナムグラ
一年草ですが、種で繰り越すため毎年発生します。
茎に細かいトゲがあり、素手での除去作業が困難です。
フェンスの金網に絡みつくと、細い茎が網目に入り込んで取れなくなります。
作業員の手間が最もかかるのがこの種類です。
ヘデラ(アイビー類)
常緑なので、冬になっても枯れません。
付着根で構造物に固着するため、引きはがすと塗装や表面を傷めます。
一度定着すると、面で覆うように広がります。
近隣の緑化植栽から侵入してくるケースもあります。

クズが多い現場と、カナムグラが多い現場では、対策の順序が違ってきます。
発電所のどこにツルが絡むのか
絡みやすい場所と、そこで起きる問題
外周フェンス → 葉が密生すると風を受ける壁になります。倒壊や変形のリスクが上がります
支柱・架台の脚部 → 湿気がこもり、サビや腐食が進みます。異常も見えなくなります
架台を伝ってパネル面へ → パネルに影をつくります。発電量に影響します
パワコン・接続箱の周辺 → 通気の妨げになり、点検作業もしにくくなります
点検通路 → 通路が狭くなり、巡視の効率と安全性が下がります
特に注意が必要なのは、支柱と架台の脚部です。
ツルに覆われると、サビや変形が目視できなくなります。
劣化に気づけないまま、台風を迎えることになります。
防草シートでは、ツルは止まりません
防草シートは、地面から生える草に対して有効な対策です。
しかしツル植物は、シートの外側から伸びてきます。
シートの端部、フェンスの外、法面の下。
地面を覆う対策と、構造物に絡ませない対策は、別の話です。
除草剤についても、農地との距離や周辺環境によって使える場所が限られます。
だから、ツル植物には専用の対策が必要になります。
アイビーガード カラマンコートとは

ツル植物を枯らす薬剤ではありません。
構造物に塗って、固着と巻き付きを抑える忌避塗料です。
既存のツルを除去して清掃・乾燥させたあと、フェンスや支柱に塗ります。
鉄道・電力・公共インフラ分野での採用実績があります。
刷毛やローラーで施工できるため、長い外周フェンスでも方法が確立しています。
塗れる場所
・外周フェンスの金網、支柱、継ぎ目、角部分
・架台の脚部、支柱
・コンクリート基礎まわり
完全にツルを防ぐものではありません。
除去作業の頻度と手間を下げるための対策です。
仕様と必要量
| 内容量 | 1.0kg / 4.0kg |
|---|---|
| 施工面積の目安 | フェンス:約10㎡/kg コンクリート:約4㎡/kg |
| 色 | 茶透明色 |
| 効果持続の目安 | 約3年 ※使用環境により異なります |
| 施工方法 | 刷毛またはローラー |
| 製造 | ヨツギ株式会社 |
| 販売 | 株式会社大成物産 |
必要量の計算は、こちらで行います。
フェンスの延長距離と高さ、架台の本数をお知らせいただければ、数量の目安と概算をお出しします。
複数サイトをお持ちの場合、サイトごとに分けた積算にも対応できます。
使えない素材・場所があります
施工前に必ず確認が必要な条件
・塩化ビニル、ゴム素材には使用できません
・農地から2m以上離れた場所でのご使用が必要です
・既存のツルを除去し、清掃・乾燥させてから塗布します
・すでに傾いているフェンスは、補修を先に行ってください
素材や状態がわからなくても構いません。
写真を見れば、こちらで判断できます。
草刈りとあわせて、外周をまとめてご相談ください
大成物産は、雑草・つる植物対策の専門会社です。
防草シート、コーティング材、草刈りロボット「クロノス」も取り扱っています。
発電所の外周では、地面の草とツルが同時に問題になります。
地面は防草シート、構造物はカラマンコート、平坦部はロボットという分け方ができます。
ツル対策だけ、草刈りだけで相談されるより、敷地全体でご相談いただいたほうが総額は下がります。
よくあるご質問
Q. 草刈りの代わりになりますか
なりません。
草全般を刈るものではなく、ツル植物の絡まりを抑制する対策です。
草刈りや防草シートと組み合わせて使うものです。
Q. クズが周辺に大量にあります。効果はありますか
クズは地下の根から再生するため、塗料だけで止めることはできません。
まず除去し、そのうえで絡み直しを抑えるという使い方になります。
現場の状況によっては、別の対策を組み合わせてご提案します。
Q. 架台や支柱にも塗れますか
塗れます。
支柱の根元は、サビの発見が遅れる箇所なので優先度が高い場所です。
Q. 効果はどのくらい続きますか
目安は約3年です。
日当たり、雨風、塗布面の状態、植物の種類によって変わります。
Q. 自社施工は可能ですか
刷毛やローラーで施工できます。
施工前のツル除去、清掃、素材確認が必要です。
Q. 複数サイトまとめての相談はできますか
はい。
サイトごとの数量と概算を整理してお出しします。
Q. 施工時期はいつがいいですか
除去と乾燥の時間が必要です。
ツルが繁茂してからでは、除去作業に時間がかかります。
春先から初夏の対応をおすすめします。
Q. 相談したあと、営業の連絡が続きませんか
ご相談内容にお答えするのが役割です。
見送られた場合、こちらから繰り返しご連絡することはありません。
ツルは、刈るのではなく絡ませない

草刈りをどれだけ丁寧にやっても、ツル植物は毎年伸びてきます。
発生源が敷地の外にあり、刈払機が届かない場所に巻き付くからです。
だから、刈る対策ではなく、絡ませない対策が必要になります。
判断に必要なのは、現場写真とフェンスの延長距離です。
その2つがあれば、必要数量と概算をお出しできます。
現場写真から、対策と数量をご提案します
・草刈り後に残るツルの処理に困っている
・フェンスや架台のツル絡みを止めたい
・O&Mの作業時間を減らしたい
・複数サイトをまとめて対策したい
・社内の稟議に使える資料が欲しい
現場写真1枚だけの簡易のご相談も承っています。
お見積もりは無料です。
対策として合わない場合は、その理由と別の方法をお伝えします。


