
「人が操作しないのに、どうやって刈っているのか」
自律走行と聞いても、仕組みがわからないと判断できません。

仕組みから順にお伝えします。
この記事でお伝えすること
・作業範囲をどう認識しているのか
・決まったルートではなく、なぜランダムに走るのか
・草の量に応じた速度制御
・業務で使う際の注意点
3つの要素で成り立っています。範囲の認識、障害物の検知、自動充電です。
作業範囲は、エリアワイヤーで認識します
敷地の境界に沿って、エリアワイヤーを設置します。
ロボットはこのワイヤーを検知し、その内側を作業範囲として認識します。
ワイヤーを越えて外に出ることはありません。
つまり、範囲を決めているのはワイヤーです。本体ではありません。
敷地の形が複雑でも、ワイヤーの敷設ルートで対応できます。
なぜ、決まったルートを走らないのか
ここが、他の農機と大きく違う点です。
トラクターや乗用草刈機は、人が計画的にルートを決めて走ります。
自律走行草刈りロボットは、エリア内をランダムに走行します。
ランダム走行の考え方
決まったルートを一度だけ走るのではなく、範囲内を不規則に何度も往復します。
同じ場所を複数回通ることで、刈り残しが減っていきます。
一度で完璧に刈るのではなく、繰り返して均一に近づけるという発想です。
だから、継続して稼働させることが前提になります。
1回動かして終わり、という使い方には向きません。
障害物は、センサーで検知します
超音波センサーで、走行中の障害物を検知します。
検知すると、進行方向を変えて回避します。
接触した場合も、自動で方向転換します。
ただし、細いワイヤーや地面に露出したケーブルは検知しにくい場合があります。
走行範囲内の障害物は、事前に整理しておく必要があります。
バッテリーが減ると、自分で戻ります
バッテリー残量が低下すると、充電ステーションへ自動で帰還します。
充電が完了すると、再び作業を開始します。
人が起動させに行く必要がありません。
この繰り返しによって、継続的な草管理が成立します。
ロボモア クロノスの走行性能

3輪駆動と独自のタイヤパターン
3輪駆動を採用しています。
独自のタイヤパターンとあわせて、多少の凹凸や緩傾斜でも安定した走行が可能です。
ただし、大きな段差やぬかるみには対応できません。
草の密度に応じて、速度を自動制御します
草が濃い場所と、薄い場所では、必要な刈る力が違います。
草の量に合わせて、走行速度を自動で調整します。
濃い場所ではゆっくり、薄い場所では速く。効率よく刈り進めます。
スマートフォンで遠隔確認できます
専用アプリと連動します。
離れた場所から、稼働状況の確認と一部の操作が可能です。
正常に動いているか、停止していないか、エラーが出ていないか。
自律走行中でも、状況を把握できます。
業務で活用する際の注意点

初回のワイヤー設置が、すべてを決めます
走行範囲は、ワイヤーの敷設で決まります。
障害物のある場所、走らせたくない場所は、あらかじめ範囲から外して設定します。
ここを丁寧に設計すれば、その後の運用が安定します。
平面・緩傾斜の敷地が対象です
傾斜35%を超える法面や急傾斜には対応できません。
平坦部だけをロボットに任せ、法面は別の方法で管理するという分け方になります。
刈刃の点検が必要です
刈刃は摩耗します。
数ヶ月に一度を目安に、状態を確認してください。
摩耗したまま使い続けると、刈り上がりが悪くなります。
製品仕様
| 走行方式 | エリアワイヤーによる自律走行 3輪駆動 |
|---|---|
| 最大作業領域 | 約3,000㎡ |
| 本体高さ | 約360mm |
| 刈高さ | 30〜70mm(無段階調整) |
| 対応傾斜 | 平面・緩傾斜(傾斜35%以内が目安) |
| 障害物検知 | 超音波センサー |
| 電源 | AC100V (太陽光パネルKITでのオフグリッド運用も可) |
| 盗難・安全対策 | 6桁PINコード 持ち上げ停止センサー |
| 本体価格 | 税込 約440,000円 |
| 充電ステーションセット | 税込 約143,000円 |
| 製造 / 販売 | 和同産業株式会社 / 株式会社大成物産 |
※ 価格は変更される場合があります。
エリアワイヤーの敷設費用、設置作業費は別途となります。
よくあるご質問
Q. 自律走行中に人が近づいても大丈夫ですか
超音波センサーで障害物を検知し、回避します。
また、本体を持ち上げると刈刃が停止します。
ただし、第三者が立ち入る敷地では、稼働時間帯の設定など運用面の配慮が必要です。
Q. 夜間や雨天でも走行しますか
稼働時間はタイマーで設定できます。
天候や地面の状態によっては、稼働を控えたほうがよい場合があります。
現場条件に合わせてご相談ください。
Q. エリアワイヤーの範囲は変更できますか
変更や追加が可能です。
敷地の使い方が変わった場合も、範囲を設定し直せます。
Q. ランダム走行だと、刈り残しが出ませんか
一度で刈り切るのではなく、繰り返し通ることで均一に近づけます。
そのため、継続的に稼働させることが前提になります。
Q. 草が伸びきっていても走行できますか
伸びた草を一気に刈り倒す機械ではありません。
最初に草丈を下げてから、運用を始める流れになります。
Q. 地面に配線が出ている場所は大丈夫ですか
巻き込みのリスクがあるため、走行範囲から外します。
ワイヤーの敷設時に、あわせてご提案します。
Q. うちの現場に合うか確認できますか
敷地の広さ、傾斜、障害物、電源環境をお知らせください。
現場写真が1枚あれば、判断材料になります。
Q. 相談したあと、営業の連絡が続きませんか
ご相談内容にお答えするのが役割です。
見送られた場合、こちらから繰り返しご連絡することはありません。
範囲の設計が、運用の精度を決めます
自律走行といっても、範囲を決めているのは人です。
エリアワイヤーの敷設で、走る場所と走らない場所が決まります。
ここを雑に設計すると、刈り残しや障害物への接触が起きます。
逆に、丁寧に設計すれば、その後は自動で稼働し続けます。
判断に必要なのは、敷地の広さ、傾斜、障害物の状況です。
現場条件から、導入できるかどうかをご案内します。
・自律走行の仕組みをもっと知りたい
・うちの現場で走行できるか確認したい
・障害物が多いが、対応できるか知りたい
・エリアワイヤーの設置範囲を相談したい
・複数区画での運用を検討したい
現場写真1枚だけの簡易のご相談も承っています。
お見積もりは無料です。
条件が合わない場合は、その理由と別の対策をお伝えします。


