

太陽光発電所のO&Mにおいて、草刈りは毎年必ず発生するコストです。春から秋にかけて複数回の草刈りが必要で、外注費・人件費・交通費が積み重なります。「この繰り返しを変えられないか」と感じている発電所管理者・O&M担当者の方に向けて、草刈りの自動化という選択肢をご紹介します。
太陽光発電所の草刈りが大変な理由

広い敷地を年に何度も管理しなければならない
太陽光発電所は広い平面の土地に設置されることが多く、雑草の成長期(4〜10月)には月1〜2回の草刈りが必要になる場合もあります。敷地が大きくなるほど1回あたりの作業時間・費用も増大します。
放置すると発電効率・設備に影響が出る
雑草がパネルに影を落とすと発電量が低下します。ツル植物がフェンスや架台に絡まると設備の損傷・倒壊リスクにもつながります。管理を怠ることが直接的な収益損失に直結するため、草刈りは「やらないわけにいかない」作業です。
外注コストが年々上がっている
人手不足の影響で草刈りの外注単価は上昇傾向にあります。複数サイトを管理するO&M事業者にとっては、草刈りコストの増加が収益を圧迫する課題になっています。

草刈り自動化の選択肢:クロノス(ロボモア)とは

クロノス(ロボモア・KRONOS)は、和同産業株式会社が製造する自律走行型の草刈りロボットです。大成物産が販売代理を行っています。
エリアワイヤーを設置した範囲内を自律走行しながら草を刈り、バッテリーが減ると自動で充電ステーションへ帰還、充電後に再び稼働します。人が現地にいなくても「刈る→充電→再開」のサイクルが続く、太陽光発電所の草刈り管理に適した製品です。
太陽光発電所での活用に向いている理由
- 発電所の敷地は平面が多く、クロノスの走行に適している
- 最大作業領域は約3,000㎡——中規模発電所の一区画をカバーできる
- 電源のない発電所でもオプションの太陽光パネルKITでオフグリッド運用が可能
- スマホアプリで遠隔から稼働状況を確認できる
クロノスが太陽光発電所の草刈りを自動化する仕組み

ステップ①:エリアワイヤーで管理区画を設定する
草刈りをしたい区画の外周に専用のエリアワイヤーを設置します。クロノスはこのワイヤーを境界として認識し、エリア外へ出ることなく稼働します。一度設置すれば繰り返し使用できます。
ステップ②:稼働開始——あとはクロノスが自動で動く
スマホアプリまたは本体で稼働を開始すると、クロノスがエリア内をランダムに走行しながら草を刈り続けます。人が現地にいる必要はなく、その間に別の業務を進められます。
ステップ③:バッテリー低下→自動帰還→自動再開
バッテリー残量が少なくなると自動で充電ステーションへ帰還し、充電完了後に草刈りを自動で再開します。1回の連続稼働は約1時間、充電も約1時間のサイクルで繰り返します。
ステップ④:スマホで遠隔確認
専用アプリで稼働状況の確認・操作が可能です。発電所に常駐しなくても、草刈りが正常に進んでいるかをリモートで把握できます。
太陽光パネルKITで電源不要の運用も可能

クロノスの通常運用にはAC100Vの電源が必要ですが、太陽光発電所の中には充電用の電源が取りにくい場所もあります。そのような環境では、オプションの**太陽光パネルKIT(税込195,800円)**を組み合わせることで、系統電力に頼らないオフグリッド運用が可能です。
発電所の敷地内で太陽光を活用してクロノスを充電・稼働させるという、発電所ならではの運用方法として検討できます。
製品仕様

| 最大作業領域 | 約3,000㎡ |
|---|---|
| 刈幅 | 300mm |
| 刈高さ | 30〜70mm(無段階調整) |
| 連続稼働時間 | 約1時間/回 |
| 充電時間 | 約1時間 |
| 電源 | AC100V/太陽光パネルKIT(オプション)でオフグリッド対応 |
| スマホ連動 | 専用アプリ対応 |
| 本体価格 | 税込約440,000円(税別400,000円) |
| 充電ステーションセット | 税込約143,000円(税別130,000円) |
| 太陽光パネルKIT | 税込195,800円(税別178,000円) |
| 製造 / 販売代理 | 和同産業株式会社(WADO)/株式会社大成物産 |
注意:法面・急傾斜への対応はできません。平面・緩傾斜の敷地が対象です。
よくあるご質問
Q. 発電所の敷地が3,000㎡を超える場合はどうすればいいですか?
1台あたりの最大作業領域は約3,000㎡です。広い敷地の場合は複数台の導入や管理区画を分けての対応が可能かどうかも含めて、ご相談ください。
Q. パネル下の狭い隙間にも入れますか?
本体サイズ(845×515×360mm)と刈高さ(最低30mm)をご確認のうえ、敷地のパネル配置状況をお知らせいただければ対応可能かどうかをご案内します。
Q. 既存の草刈り外注を完全にゼロにできますか?
敷地の形状・広さ・草の種類によって異なります。クロノスが管理できる区画の外注頻度を下げながら、対応が難しいエリアは従来の方法と組み合わせるという活用が現実的です。
Q. ツル植物(ツタ)の絡まり対策は別途必要ですか?
クロノスは草を刈る製品であり、フェンス・架台へのツタ絡まりへの対応には別の対策が必要です。ツタ対策には同サイトで紹介している忌避塗料カラマンコートとの組み合わせをご検討ください。
まとめ:太陽光発電所の草刈りを、繰り返しの負担から解放する

太陽光発電所の草刈りを自動化することで、外注コストの削減・人手への依存軽減・遠隔管理の実現が期待できます。クロノスは平面の発電所敷地での草刈り管理に適した自律走行ロボットで、太陽光パネルKITを使えば電源のない場所でもオフグリッドで運用できます。
「自分の発電所に合うか確認したい」「費用感を相談したい」という段階でも、お気軽にご相談ください。

