
「何kg買えばいいのか、それがわからない」
フェンスのツタ対策で、ここで手が止まる方が多いのです。

自分の現場に近い数字を見ていただければ、おおよその見当がつくはずです。
そのうえで、サビたフェンスに塗るときの注意点もお伝えします。
この記事でわかること
・フェンスの長さ別、必要量の計算例
・サビや劣化があるフェンスに塗るときの注意点
・施工で失敗しやすい5つのパターン
・使える素材・使えない素材
目安は「フェンス約10㎡あたり1kg」。延長30m・高さ1.5mの両面施工で、約9kgです。
まず、必要量の計算例をお出しします
フェンスの施工面積の目安は、約10㎡あたり1kgです。
塗る高さは、地面から約1.5mが基本です。
そして、表面と裏面の両方に塗る必要があります。
ツタは敷地の外側から伸びてくることが多いため、片面だけでは網目を通過して反対側に巻きつきます。
フェンスの長さ別・必要量の目安(高さ1.5m・両面施工)
延長10m → 10m × 1.5m × 2面 = 30㎡ → 約3kg
延長30m → 30m × 1.5m × 2面 = 90㎡ → 約9kg
延長50m → 50m × 1.5m × 2面 = 150㎡ → 約15kg
延長100m → 100m × 1.5m × 2面 = 300㎡ → 約30kg
これに支柱・継ぎ目・コーナー分を加えて、余裕をみた数量を決めます。
※ 上記は目安です。
金網の密度、支柱の本数、フェンスの形状によって必要量は変わります。
塗り残しを防ぐため、実際の発注では余裕をもった数量をおすすめします。
延長距離と高さをお知らせいただければ、こちらで正確に積算します。
なぜ「地面から1.5m」なのか

フェンスの最上部まで塗る必要はありません。
ツタは地面から取りついて、上へ伸びていきます。
つまり、下部で取りつかせなければ、上には行けません。
限られた予算で最大の効果を出すなら、下部1.5mを確実に処理するのが最も効率的です。
※ 上部から垂れ下がってくる場合や、周囲の樹木から侵入している場合は範囲が変わります。
現場写真をご確認いただければ判断します。
サビや塗装の劣化があるフェンスについて
ここが、効果を最も左右する部分です。
塗料は、下地が悪ければ密着しません。
下地の状態別・対応の考え方
表面に浮きサビがある → ワイヤーブラシなどで落としてから塗布します
塗装が浮いている、剥がれかけている → 剥がれる部分を落としてから塗布します。放置すると塗膜ごと剥落します
金網が薄くなっている、穴があいている → 塗料より先に、フェンスの補修や交換を検討してください
湿っている、雨上がり直後 → 乾燥するまで待ちます
特に注意していただきたいのは、金網の劣化です。
ツタに覆われたフェンスは、湿気がこもってサビが進みやすい状態にあります。
ツタを取ってみて初めて、想像以上に錆びていたと気づくケースがあります。
その場合、塗料を塗るより先に補修が必要です。順序を逆にすると費用が無駄になります。

先に塗るべきか、補修が先か。
ここを間違えないことが一番大事です。
施工の手順

1.既存のツタを取り除く
フェンスに絡まっているツタを除去します。
古い茎や葉が残っていると、塗料が密着しません。
ブラシなどで清掃してください。
2.下地の状態を確認する
ここが最も重要な工程です。
サビ、塗装の浮き、金網の劣化を確認します。
必要なら、この段階でサビ処理や補修を行います。
3.乾燥させる
雨上がりや湿った状態では施工できません。
フェンスが乾いた状態にします。
4.よく撹拌して塗布する
塗料をよく混ぜ、ローラーで均一に塗ります。
地面から約1.5mを目安に、表面と裏面の両方に塗ります。
5.支柱・角・継ぎ目を刷毛で塗る
ツタは塗り残しから絡みます。
支柱、コーナー、金網の継ぎ目は、ローラーでは塗りきれません。
刷毛に持ち替えて、細部を丁寧に塗ってください。
施工で失敗しやすい5つのパターン
この5つで、効果が大きく変わります
・ツタを完全に除去せずに塗ってしまう → 塗膜が均一にならず、効果が出ません
・サビの上にそのまま塗る → 塗膜がサビごと剥落します
・片面だけ塗って裏側を塗らない → 網目を通過して反対側に絡みます
・支柱や継ぎ目に塗り残しがある → ツタが最初に取りつく場所です
・必要量が足りず、薄塗りになる → 塗膜が薄いと持続期間が短くなります
逆に言えば、この5つを避ければ効果は安定します。
アイビーガード カラマンコートとは
ツタを枯らす薬剤ではありません。
塗った面を「取りつきにくい状態」にする忌避塗料です。
ヨツギ株式会社が製造し、大成物産が販売しています。
鉄道・電力・公共インフラ分野での採用実績があります。
| 内容量 | 1.0kg / 4.0kg |
|---|---|
| 施工面積の目安 | フェンス:約10㎡/kg 平面:約6.6㎡/kg コンクリート:約4㎡/kg |
| 色 | 茶透明色 |
| 乾燥時間 | 指触:約8分 完全:約30分 |
| 効果持続の目安 | 約3年 ※使用環境により異なります |
| 施工方法 | ローラーまたは刷毛 |
| 製造 / 販売 | ヨツギ株式会社 / 株式会社大成物産 |
乾燥が早いため、施工日数がかかりません。
天候が安定していれば、長い区間でも一日で進められます。
使えない素材・場所があります
施工前に必ず確認が必要な条件
・塩化ビニル、ゴム素材には使用できません
・農地から2m以上離れた場所でのご使用が必要です
・既存のツタを除去してから塗布します
・金網が大きく劣化している場合は、補修を先に行ってください
素材がわからなくても構いません。
写真を見れば、こちらで判断できます。
よくあるご質問
Q. 延長距離が長く、予算が足りません
優先順位をつける方法があります。
ツタが毎年発生している区間、支柱とコーナーを先に処理し、残りは翌年以降に回すという進め方です。
区間を分けた見積もりもお出しできます。
Q. 古いフェンスにも使えますか
使用できます。
ただし、サビや汚れが強い場合は、施工前の清掃と下地処理が必要です。
Q. サビの上に塗ってはいけませんか
浮いているサビの上に塗ると、塗膜がサビごと剥がれます。
ワイヤーブラシなどで落としてから塗布してください。
Q. フェンスの色は変わりますか
茶透明色のため、外観を大きく変えにくい仕様です。
素材や塗布量によって見え方は変わる場合があります。
Q. 塩化ビニル製フェンスにも使えますか
塩化ビニルやゴム素材には使用できません。
施工前に素材の確認が必要です。
Q. 農地の近くでも使えますか
農地から2m以上離れた場所での使用が条件です。
農地周辺での施工は、事前にご相談ください。
Q. 自分で塗れますか
ローラーや刷毛で施工できます。
塗る範囲、必要量、下地処理の判断についてはご相談ください。
Q. クズが周辺に大量にあります
クズは地下の根から再生するため、塗料だけで止めることはできません。
まず除去し、そのうえで絡み直しを抑えるという使い方になります。
Q. 相談したあと、営業の連絡が続きませんか
ご相談内容にお答えするのが役割です。
見送られた場合、こちらから繰り返しご連絡することはありません。
延長距離と高さがわかれば、数量が出ます

フェンスのツタ対策で失敗する原因は、製品選びではありません。
塗る範囲の判断、下地処理の省略、そして塗り残しです。
地面から約1.5m、表と裏、支柱と継ぎ目。
ここを確実に押さえれば、毎年の除去作業は軽くなります。
あとは、必要量を決めるだけです。
延長距離と高さをお知らせください
・何kg必要か知りたい
・自分のフェンスの素材に使えるか確認したい
・サビたフェンスに塗れるか相談したい
・予算に合わせて区間を分けたい
・自社施工の可否を確認したい
フェンスの写真1枚だけの簡易のご相談も承っています。
お見積もりは無料です。
補修を先にすべき状態の場合は、その旨をお伝えします。


