
「業務用の自動草刈り機、うちの現場で本当に使えるのだろうか」
便利な機能の話は、カタログやメーカーのサイトでもう十分に見ていらっしゃると思います。

デメリットも隠しません。
読んだうえで、御社の現場に合うかどうかを判断してください。
この記事でお伝えすること
・家庭用と業務用の自動草刈り機の違い
・業務用で導入する前に知るべき10のデメリット
・それでも効果が出る現場の条件
・向かない現場への代替案
・ロボモア クロノスの仕様と価格
すべての業務現場に向く機械ではありません。
合わない場合は、その旨をお伝えします。
家庭用と業務用の自動草刈り機は何が違うのか

家庭用の自動草刈り機は、住宅の庭や手入れの行き届いた芝生を想定したものが中心です。
業務用の現場は、面積が広く、草の伸びも早く、無人の場所に置きっぱなしになります。
同じ「自動草刈り機」でも、求められる条件はまったく違います。
| 比較項目 | 家庭用 | 業務用に必要な条件 |
|---|---|---|
| 対象面積 | 住宅の庭など小規模 | 農地・発電所・施設敷地など広い面積 |
| 草の状態 | 芝生や短い草 | 密度の高い雑草や伸びやすい下草 |
| 管理方法 | 現地で確認 | 離れた場所から確認できること |
| 防犯性 | 家の敷地内で使用 | 無人の屋外に置くため盗難対策が必須 |
業務用で失敗しやすいのは、本体価格の安さで家庭用の延長として選んでしまうケースです。
広さや草の量に追いつかなければ、結局は人が刈り直すことになります。
業務用で導入する前に知るべき10のデメリット

フォローは入れません。
事実だけ書きます。
1.法面・急傾斜には対応できない
傾斜35%を超える場所では使用できません。
法面のある敷地では、その部分の草刈りは人の作業として残ります。
2.初期費用がかかる
本体が税込約440,000円、充電ステーションセットが税込約143,000円です。
これにエリアワイヤーの敷設費用と設置作業費が加わります。
3.初年度は費用が下がらない
草が伸びている状態では、運用前に初回の整地作業が別途必要です。
導入費用と整地費用が重なるため、初年度はむしろ負担が増えます。
費用の差が出てくるのは、2年目以降です。
4.エリアワイヤーの設置が必要
買ってすぐ使える機械ではありません。
走行範囲を決めるため、敷地の境界にワイヤーを敷設する必要があります。
5.1台で管理できる面積に上限がある
1台あたり約3,000㎡までです。
それ以上の敷地では、区画を分けて複数台で運用することになります。
台数が増えれば、導入費用も比例して増えます。
6.電源が必要
充電にはAC100Vの電源が必要です。
電源のない場所では、太陽光パネルKIT(税込195,800円)の追加が必要になります。
7.伸びきった草には対応できない
伸びた草を一気に刈り倒す機械ではありません。
草丈が高い状態からは運用を始められないため、最初に草丈を下げる作業が必要です。
8.完全無人にはならない
刈刃の摩耗確認のため、数ヶ月に一度は現地点検が必要です。
エラーが出た場合も、復旧は現地での作業になります。
9.走行できない場所がある
対応できない場所
・大きな段差、溝、切り株
・ぬかるみやすい場所
・石が多い場所
・地面に配線やチューブが露出している箇所
・狭所や際(フェンス際、架台や構造物の直下)
10.維持費が発生する
電気代と、刈刃などの消耗品費がかかります。
外注費と比べれば小さな金額ですが、ゼロではありません。

これを読んで「うちの現場には合わない」と思われたなら、それが正しい判断です。
無理に導入していただく必要はありません。
それでも業務用で導入されている現場の条件

デメリットを踏まえたうえで、それでもはっきり効果が出る条件があります。
向いている現場
・平面、または緩傾斜の敷地を管理している
・草刈りの外注費を毎年支払っている
・無人の発電所や遠隔地で、現地確認が負担になっている
・従業員が本業の合間に草刈りをしている
・年間を通じて、何度も草刈りが必要
共通しているのは、「毎年、何度も繰り返している」という点です。
逆に、年1回しか刈らない土地では、初期費用を回収できません。
その場合、私たちは導入をおすすめしません。
条件が合う現場では、次の機能が業務用として効いてきます。
業務現場で効く機能
・刈刃モーターの負荷を見て、草が密な場所では速度を落として刈る
・残量が減ると自分で充電ステーションに戻り、充電後に再開する
・専用アプリで、離れた場所から稼働状況を確認できる
・6桁PINコード、持ち上げ停止センサー、障害物検知センサーを搭載
人が刈る前提から、機械に任せて人は確認するだけの管理に変えられます。
向かない現場には、別の対策があります
ロボットが合わない現場でも、雑草の問題は残ります。
大成物産は、雑草・つる植物対策の専門会社です。
ロボット以外の選択肢
法面、急傾斜 → 防草シート、コーティング材
フェンスや架台のツル → アイビーガード カラマンコート(忌避塗料)
年1回の草刈りで足りる土地 → 現状の外注を継続
「今のまま外注を続けるのが一番安いです」とお伝えすることもあります。
合わない機械を売っても、その土地の問題は解決しないからです。
ロボモア クロノスの製品仕様と価格
| 最大作業領域 | 約3,000㎡ |
|---|---|
| 刈幅 | 300mm |
| 刈高さ | 30〜70mm(無段階調整) |
| 本体高さ | 約360mm |
| 連続稼働時間/充電時間 | 約1時間/約1時間 |
| 対応傾斜 | 平面・緩傾斜(傾斜35%以内が目安) |
| 駆動方式 | 電動式(排ガスなし・静音) |
| 電源 | AC100V (太陽光パネルKITでのオフグリッド運用も可) |
| 盗難・安全対策 | 6桁PINコード 持ち上げ停止センサー 障害物検知センサー |
| 本体価格 | 税込 約440,000円(税別400,000円) |
| 充電ステーションセット | 税込 約143,000円(税別130,000円) |
| 太陽光パネルKIT(オプション) | 税込 195,800円 |
| 製造/販売代理 | 和同産業株式会社(WADO)/株式会社大成物産 |
※価格は変更される場合があります。
エリアワイヤーの敷設費用、設置作業費は別途となります。
導入前に確認すべきこと
ご相談いただける内容
・自社の敷地で使えるか
・エリアワイヤーを設置できるか
・電源がない場所でも運用できるか
・外注費と比べて効果があるか
・何台、どう区画を分ければいいか
・フェンスのツタ対策との組み合わせ
現場写真と敷地のおおよその広さがあれば、判断できることが多くあります。
よくあるご質問
Q. 家庭用の自動草刈り機で代用できませんか
小さな庭なら家庭用で足りる場合もあります。
ただし、広い業務用地では面積・草の量・防犯の面で追いつかないことがあります。
本体価格ではなく、「その広さを任せきれるか」で判断してください。
Q. 費用対効果はどう判断すればいいですか
現在の年間草刈り費用と、導入費用を比べてください。
ただし、初年度は導入費用と初回整地費用の両方が発生します。
複数年で見る必要があります。
Q. 広い敷地では何台必要ですか
1台あたり約3,000㎡が上限です。
敷地の広さと形状をお知らせいただければ、区画分けと必要台数をご提案します。
Q. 電源がない場所でも使えますか
太陽光パネルKITによる運用を検討できる場合があります。
ただし、オプション費用が追加で発生します。
Q. メンテナンスはどれくらい必要ですか
刈刃の摩耗確認が、数ヶ月に一度必要です。
電気代と消耗品費もかかります。
Q. 導入をおすすめしないケースはありますか
あります。
年1回しか草刈りをしない土地、面積の小さい敷地、法面の割合が大きい敷地です。
回収が見込めないと判断した場合は、その旨をお伝えします。
Q. 相談したあと、営業の連絡が続きませんか
ご相談内容にお答えするのが私たちの役割です。
見送られた場合、こちらから繰り返しご連絡することはありません。
業務用でも、合わないと思われたならそれが正しい判断です

業務用の自動草刈り機は、すべての現場に向く機械ではありません。
法面には入れず、初期費用がかかり、初年度は負担が増えます。
それでも効果が出るのは、毎年何度も草刈りをしている平坦な業務用地です。
当てはまらない場合は、別の対策をご提案します。
判断に必要なのは、敷地の写真と、現在の草刈り回数です。

回収が見込めないと判断した場合は、その理由もお伝えします。
・自社の敷地で使えるか知りたい
・法面があるが、どうすればいいか
・費用対効果を確認したい
・何台必要か知りたい
・ロボット以外の方法も知りたい
現場写真1枚だけの簡易のご相談も承っています。
お見積もりは無料です。


