

太陽光発電所の運転維持管理(O&M)において、雑草・ツタ対策は毎年繰り返す定例作業として多くの現場で工数を消費しています。この記事では、O&M視点でのツタ問題の実態と、作業工数を削減するための対策をご紹介します。
O&M現場でのツタ問題の実態

年間の工数を大きく占める草刈り・ツタ除去
太陽光発電所のO&Mで発生する定期作業の中で、草刈り・除草・ツタ除去は人手がかかる作業として知られています。特に春から夏にかけて成長が旺盛なクズ・カナムグラなどのツル植物は、放置するとフェンス全体を覆うほどの速度で拡大します。複数サイトを管理するO&M事業者にとって、シーズン中の作業スケジュールは非常にタイトになりがちです。
ツタ放置がもたらす設備リスク
- フェンス倒壊:ツルが密生したフェンスは台風・強風で倒壊しやすくなる
- パワコン故障:架台を伝ったツルがパワコンに侵入して稼働停止した事例あり
- 点検精度の低下:フェンスがツタに覆われると内部の視認性が失われ、異常発見が遅れる
- 発電効率の低下:架台周辺のツタがパネルに影をつくりホットスポットを発生させる

現状の対策とその課題

手作業除去は根が残るため毎シーズン作業が発生します。除草剤は農地近くでは制限があり、発電所の多くはこの制限を受けます。防草シートは地面には有効ですが、フェンスへのツルの絡まりには対応できません。
毎年同じ工数をかけ続けるか、予防処理を加えて工数を削減するか——O&M視点での判断が求められます。
O&M工数削減のための予防処理:忌避塗料の活用

フェンス・架台・支柱に忌避塗料を塗布することで「ツルが絡まらない面」を事前につくるアプローチがあります。
アイビーガード カラマンコートの概要
ヨツギ株式会社製・大成物産販売の「アイビーガード カラマンコート」は太陽光発電所のフェンス・架台への施工実績がある忌避塗料です。
- 効果持続の目安:約3年(2024年4月時点で4年目更新中)
- 施工方法:刷毛・ローラー塗布——特別な機材不要
- フェンス施工面積:約10㎡/kg
- 農地から2m以上離れた箇所で使用可能
O&M視点でのメリット比較
| 毎年の手作業除去 | カラマンコート施工後 | |
|---|---|---|
| 作業頻度 | 毎シーズン | 約3年に1回が目安 |
| 作業内容 | 除去・廃棄・清掃 | 状態確認+部分補塗り |
| フェンスの視認性 | 季節によって低下 | 透過性を維持しやすい |
| 内容量 | 1.0kg / 4.0kg |
|---|---|
| 施工面積の目安 | フェンス:約10㎡/kg コンクリート:約4㎡/kg |
| 効果持続の目安 | 約3年(使用環境により異なります) |
| 製造 / 販売 | ヨツギ株式会社 / 株式会社大成物産 |
よくあるご質問(O&M担当者向け)
Q. 複数サイトをまとめて施工できますか?
可能です。大量施工が必要な場合は数量・サイト数をお知らせいただければ、適切なご提案をいたします。
Q. 施工は自社スタッフで対応できますか?
はい。刷毛・ローラー塗布のみで特別な技術は不要です。O&Mスタッフによる自社施工が可能です。
Q. 農地が近いサイトでは使えませんか?
農地から2m以上離れた箇所であれば使用できます。近接している場合は施工箇所の調整またはご相談をお願いします。
まとめ:O&Mのツタ工数を「予防処理」で削減する

太陽光発電O&Mにおけるツタ問題は、毎年繰り返される工数消費と設備リスクの両面で課題があります。忌避塗料による予防処理を組み合わせることで、除去作業の頻度を下げ、フェンスの視認性を維持するO&M効率化が期待できます。カラマンコートはその選択肢として活用が進んでいます。詳細はお気軽にご相談ください。

