

果樹園では樹間・棚下の下草を年間を通じて管理する必要があります。農繁期には収穫・剪定・病害虫管理といった本来の農作業が集中する中で、草刈りも同時に発生する——果樹農家が感じる「手が足りない」という悩みのひとつです。草刈りロボット「クロノス」の果樹園への活用をご紹介します。
果樹園で草刈りが大変な理由

農繁期と草刈り時期が重なる
春から夏にかけては雑草の成長が旺盛になると同時に、摘果・防除・収穫準備など農作業も集中します。草刈りは後回しにしたいけれど、放置すると病害虫・農機の通行障害・景観悪化につながります。
樹間の狭い場所は作業が大変
果樹の樹間は機械が入りにくく、刈払機での手作業が中心になりがちです。姿勢が制限される中での作業は体への負担も大きく、高齢農家にとっては特につらい作業です。
継続的な管理が必要
一度刈っても草はまた生えてきます。果樹園の下草管理は年間を通じた繰り返し作業であり、担い手の確保が年々難しくなっています。
果樹園でクロノスが使える理由

果樹園の地面は平面が多い
クロノスは平面・緩傾斜の敷地での草刈りに対応しています。棚栽培(ぶどう・梨など)や開心形・主幹形の果樹園は地面が比較的平坦であるため、クロノスの走行に適した環境です。法面・急傾斜には対応できません。
樹間をエリアワイヤーで設定して自律走行
草刈りをしたいエリアにワイヤーを設置すれば、クロノスがそのエリア内を自律走行しながら草を刈ります。果樹の根元近くまでカバーできるかどうかは敷地の状況によりますが、樹間の平面エリアの管理に活用できます。
農作業中にクロノスが草刈りを代行
収穫・剪定作業をしている間に、クロノスが別のエリアの草刈りを自動で進めます。「草刈りのための時間」を別途確保しなくてよくなる可能性があります。
静音・電動で農作物への影響が少ない
エンジン式草刈り機と異なり、クロノスは電動式で静音です。排気ガスもなく、農薬散布のタイミングに影響しません。

特に向いている果樹園の種類

- ぶどう園——棚下の平面エリアはクロノスの走行に適している
- 柑橘(みかん・レモンなど)——比較的平坦な傾斜の園地で活用可能
- 梨・りんご園——樹間が広い棚・開心形園での活用
- 桃・プラム園——主幹形・開心形の樹間管理
傾斜が急な園地には対応できません。導入前に敷地の傾斜・形状をご確認ください。
製品仕様
| 最大作業領域 | 約3,000㎡ |
|---|---|
| 刈幅 / 刈高さ | 300mm / 30〜70mm(無段階) |
| 連続稼働 / 充電時間 | 約1時間 / 約1時間 |
| 電源 | AC100V(家庭用コンセント対応) |
| 本体価格 | 税込約440,000円(税別400,000円) |
| 充電ステーションセット | 税込約143,000円(税別130,000円) |
| 製造 / 販売代理 | 和同産業株式会社(WADO)/株式会社大成物産 |
よくあるご質問
Q. 果樹の根元に近い場所まで刈れますか?
本体サイズ(845×515×360mm)があるため、根元ギリギリまでは入れない場合があります。エリアワイヤーの設置位置で管理範囲を調整できます。
Q. 果樹の根や地中に埋まっているものに接触しますか?
刈高さは最低30mmのため、地面スレスレの刈り取りはしません。ただし突起物・石などがある場合は事前に確認・除去をお願いします。
Q. 雨の後の地面がぬかるんでいる場合は?
著しくぬかるんだ地面での使用は推奨しません。地面が乾燥している状態での稼働を基本としてください。
まとめ:果樹園の下草管理をクロノスで自動化する

果樹園の下草管理は農繁期と重なる繰り返しの重労働です。クロノスを活用することで、農作業中に草刈りを自動で進めることができ、限られた人手をより重要な農作業に集中させることが可能になります。ご自身の果樹園に使えるかどうか、まずはお気軽にご相談ください。

